今日は残りの人生の最初の日

28冊目
[★★★★☆]

今日は残りの人生の最初の日

今日は残りの人生の最初の日

<感想>

人生を精一杯生きようと教えてくれる本。
29歳でガン宣告をされた著者が人生をよりよいものにしようとしてきた、その結果が凝縮されているとも言える。
読了後はかなりモチベーションがあがり、何かをしようという気になった。
これからの人生をどう生きようかと考えるヒントが少しつかめたかもしれない。

<まとめ>

ああ、なぜあのときにひとこと言わなかったのかと悔やんでいることはないだろうか

だが悔やんでも仕方がない。
声に出して要求しなかったから手に入らなかった、それだけのことだ。

「一生懸命やればやるほど幸運に恵まれることを、私は発見した」

アメリカ大統領トマス・ジェファーソンは言った。
成功モードに入った状態では、それを裏切るような行動はできなくなるのである。
目標達成のためのプランと行動がちぐはぐでは、よい結果は期待できない。

何が起きたかは問題ではない。肝心なのは、それにどう対処したかである

ミルクをこぼすことが生死にかかわる大問題かのように騒ぎ立てたり、タイヤのパンクごときでキレたりしてはならない。
小さいとはいえたしかに挫折である。
が、「それがどうした?」。誰だって経験することだ。
すぐに頭を切り替えよう。

イデアはウサギのようなものだ。まず一組のアイデアを手に入れ、育て方を学ぶ。すると瞬く間にたくさん増える

まず、今直面している問題を書く。できるだけくわしく。
つぎに思いつく限りの解決策を書く。どんな突飛なものでも構わない。
頭が空っぽになるまで考えて書き、しばらくそのまま放置しておく。
数時間、翌日、二日後など時間がたってから再び問題に取り組んでみる。

自分がかけがえのない人間になれば、自分以外の人間をかけがえのない存在として尊重できるようになる

自分の成功を祝おう。
人生のハイライト場面をつくるために、人生とはすばらしい見せ場をつくるためにあるはずだ。

真の幸福というものについて誤解している人が多い。それは自己の欲求を満足させることで得られるものではなく、価値のある目的に忠実でありつづけることで得られるものである

自分で決めた目標はかならず達成できると私は断言する。
ただし、覚悟は必要だ。何なんでも自分の力で成功する、という覚悟が。
そのために小さな目標を設定し、できるかぎりのことをする。
そして何より、成功することに価値を見出す。

自分の生きる目的は、自分のベストを尽くすこと

自分の目に映る世界をよりよい場所に変えること、その仮定で、できるだけたくさんの人にできる範囲で手を貸すこと。



どんな人の中にも眠れる巨人がいる。
巨人が目覚めるとき、奇跡が始まる。
フレデリックファウスト