一生モノの人脈力

34冊目
[★★★☆☆]

一生モノの人脈力

一生モノの人脈力

<感想>

人脈がいかに大切かを教えてくれる本。
ビジネスにおいて、著者がここまでの地位を築くことになったのは人脈を大切にしてしてきたからだと述べている。
「人と人の繋がりは筋肉である」という考え方がとてもすばらしい。
人脈は使えば使うほど広がっていく。まさにその通りだ。
逆に言えば、どんな人脈も使わなければそれまでということだ。
もっと人を大切にしよう。ただし利己的な意味でなく。

<まとめ>

ビジネスであれ何の世界であれ、成功するには人に対抗するのではなく、人と協力することが大切だ

誰かを助ければ、その人もきっとあなたを助けてくれる。
ビジネスは人間的な営みであり、それを動かし、判断を下すのは人だ。

人と人とのつながりは筋肉と同じで、使えば使うほど強くなっていくのだ

資産は活用すれば膨らむ。

信頼できる人間関係の輪を広げていくには、絶えず人前に出て新たな出会いを求めなければならない

意識せずとも自然に人脈づくりができるという人などこの世にはほとんどいない。

会話であれ仕事であれ人生であれ、安全な道を選べば無難な(すなわち退屈な)結果しか得られない

真の勝者−めざましいキャリアを誇り、温かい友人に恵まれ、強烈なカリスマ性を発揮する人−は、もてるすべてをさらけ出すものだ。
あなたの魅力は、他でもないあなたらしさの中にある。

私にとって、人脈作りは一つの生き方であり、世界観なのだ

数年前にそう気づいたとたん、生活を仕事とプライベートに分ける意味がなくなった。
どんな人にも、同じように誠実に接しなければ本当の心のつながりは生まれない。

何をするかではなく誰とするかが問題なのである

たいていの人は、嫌いな相手と働いているせいで仕事が嫌になるのだ。
人脈を広げれば、様々な出会いをきっかけに新しい刺激的な仕事が見つかるチャンスが2倍、3倍に膨らむだろう。

私たちはえてして、人生とは旅のようなものと思いがちだ

そして行き着く先に、愛情や何らかの意味、それに安心して老後を過ごせるだけの退職年金があればと願っている。
けれど実は、人生に終着点はない。
これは終わりなき旅なのだ。



私たちはみな失敗の仕方を考える必要がある。
誰にだってミスはあるのだから、あとはできるだけ上手に失敗するしかない。
成功か失敗かではなく、リスクを負って出世するか、リスクを負わず平凡に終わるかが問題なのだ。