レバレッジ・リーディング
35冊目
[★★★★☆]
- 作者: 本田直之
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2006/12/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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<感想>
本を読むことについての効果およびその活用法を示した本。
著者が言うには、本にはその値段の100倍の投資効果があるという。
1500円の本ならば15万円の価値が隠されている。
また、本の20%を吸収できればよい、あるいは悪い本はすぐに読むのをやめてしまえばよいと読書になれていない人でも実践しやすいアドバイスが書かれており、参考になった。
「本を内容を活かす」という目的をもって読書をすべきということを再認識できた。
アウトプットの道が少し見えてきたかもしれない。
<まとめ>
練習しない一流のプロスポーツ選手が存在しないように、読書をしない一流のビジネスパーソンもまた存在しないのです
練習すればするほど上達するように、読めば読むほど、実践に使えるベースがたまっていきます。
この累積効果により、レベルアップして、仕事ができるようになります。
インプットするだけでは、ただの自己満足に過ぎません。いかにアウトプットするかが勝負なのです。
多読は投資活動です。
つまり、読んだ内容を仕事に生かすこと、投資の結果を出すのが最終目的です。
そのために、私は年間100万円弱の本題をかけているのです。
20代でまだ手取りの収入が少ないときは収入の10%を本代にかけるように心がけていました。
「一流の経営者になったから本を読む」のではありません
彼らは無名の時代から本を読んできたからこそ成功できたのであり、そして、現在も読書を続けることで、一流であり続けているのです。
読み始める前にもう一度その本を読む目的を明確にしておくと、重要なところと、そうでないところの見極めがはっきりつくようになります
したがって、どうでもいいところは捨てることができるので、読むスピードが速くなります。
そのうえで目的を意識しながら読むと、内容をよく吸収できるのです。
極論を言えば、100項目すべてを抜き出し、一つも身につけないよりは、重要な1項目だけを抜き出して、それを実践する方が、リターンを得られるのです
ささいなとりこぼしを気にしてスピードが遅くなるよりは、より少ない労力で大きなリターンを上げることに集中したほうがいいはずです。
とにかく大事なのは、本から得たノウハウをレバレッジメモにまとめ、繰り返し読んで条件反射的に行動できるようにし、どんどん実践で活用していくことです。
読まなければ始まらないのは無論ですが、読んだだけで実行しなければそれで終わりです。