アイデアマラソン仕事術

16冊目
[★★★☆☆]

<感想>

ノートの重要性を中心にして、仕事での様々な細かい技術を教えてくれる本。
樋口氏の徹底したノート使用には驚いた。
すべてをノートに書き込むという考えはまさにLifeHackである。
それを20年以上も前から毎日欠かさずおこなっているという姿勢には全く脱帽だ。
仕事をよりよくしてやろうという考えが伝わってきてよい刺激になった。

<まとめ>

人生はカレーライスだ

カレーなる仕事と、ナイスな生活の組み合わせである。
仕事である華麗さを求めるばかりに、ライスの美味しさの生活の幸福を追求しないと、人生が豊かにならない。

すべての仕事は異なった発想を入れて新しくすることができる

1日が終わったときに、「今日も、また同じような一日が終わった」と、思っているのは本人の意識である。

発想はいつ出るか分からない

だから発想を思いついたらすぐに、書き留めることが肝心だ。

脳の中の発想は、今、思いついているものを、改良発想や、まったく新しい発想を出すことができる

だからこそ、何か考える課題がある場合、何でも構わないので答えを具体的に書きとめていくことが大切。
それを書き留め、しばらくして読み直すと案外それまで気がつかなかったわき道に素晴らしい解決案が潜んでいることがある。

何か問題があった場合に、5個や10個の解決策で満足してはならない

大事な事は、多数の解決策がそろったら、それらをリスト化してみることだ。
それによって、解決策の思わぬ欠けている輪(ミッシングリンク)が見つかることがある。



仕事をケーキのミルフィーユに例えよう。
ぱりぱりのパイの板は教育であり、経験だ。カスタードクリームは柔軟な発想だ。
ミルフィーユでは、最初は硬い研修、経験、教育があり、柔らかなクリームが・・・と、繰り返されていく。