人は話し方で9割変わる

14冊目
[★★☆☆☆]

人は「話し方」で9割変わる (リュウ・ブックス―アステ新書)

人は「話し方」で9割変わる (リュウ・ブックス―アステ新書)

<感想>

話し方について悪い例と良い例をあげて説明している本。
インパクトがあるタイトルとは裏腹に、基本的なことしか述べられていなかったのが残念。
「9割」の根拠も分からなくて期待を裏切られた気持ちである。

<まとめ>

人の気持ちの変化はなんらかのサインとして、外に現れるものである。

「首をかしげる」「腕を組む」「唇が動く」などの態度
会話上手の人はこれらのサインを見落とさない人である。

合言葉は「たちつてと、なかにはいれ」

  • た・・・食べ物、飲み物、旅の話
  • ち・・・地域、地元の話
  • つ・・・通勤に関連した話
  • て・・・天気、天候について
  • と・・・富、景気、経済
  • な・・・名前、地名に関して
  • か・・・身体、健康の話
  • に・・・ニュース、トピックス
  • は・・・はやり、流行、トレンド
  • い・・・異性、男女の話題
  • れ・・・レジャー、余暇、休日

人間関係の原則は、「あなたが変われば相手も変わる」である

あなたがかわるためには、何かきっかけがいる。
新しいことを始めてみるのもよい。

リラックスして聞く

  • 身構えない
  • すぐ反応する
  • 一緒になって笑う

質問は相手への興味・関心から生まれる

興味を持てば、自然に質問は浮かんでくる。
<へえ、それは面白い。でも、こんな場合はどうするんだろう?>と、疑問がわき、それが質問になる。
聞きながら、自分の頭で考える習慣をつければ、話し手の話を鵜呑みにすることなく、自分なりの見方ができるようになるものだ。
話は、ただ聞いているだけでは、なにもひっかかってこない。

相手がなんのために、「趣味は?」と問いかけてきたかを考えてみる

相手が初対面の場合、趣味を聞きたいというより、会話を続けるためのきっかけを探しているのだ。
次の話のつなぎになる材料を提供してみたらどうだろう。



会話は空気のようなもの。
なくなってはじめて存在に気づく。
     俵万智