お金と英語の非常識な関係(上)
10冊目
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お金と英語の非常識な関係(上) 神田昌典&ウィリアム・リード、スペシャル対談CD付き
- 作者: 神田昌典
- 出版社/メーカー: フォレスト出版
- 発売日: 2004/07/17
- メディア: 単行本
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<感想>
ビジネス(目的)に直結する英語の学び方を教えてくれる本。
非常に納得できる部分が多くあり、とても面白い。
「私は英語ができない」という一文から始まり、神田氏の面白いトークで
氏自身が英語を学んできた方法を教えてくれる。
この本はグローバルに活躍したいと願っている友人にぜひ勧めたい。
<まとめ>
男に生まれたからには下手だと言われたくないことが2つある。ドライビングとメイクラブだ。
F1ドライバー スターリング・モス
残念ながら、私はどっちもヘタ。昔から私は、そもそもダメな人間ではないかと劣等感を抱いていた。
われわれの先人は、謙虚に外国語に接していた。
海外から少しでも学ぼうという真摯な態度があったと思う。いまわれわれは海外に対して
傲慢になり、海外から学ぶ努力を惜しんでいるように見える。
よい本ほど日本では翻訳されない
日本では厚い本は売れない。アメリカのビジネス書はハードカバーで、
500ページのものなどザラ。
しかも英語を日本語に翻訳すると1.5〜2倍になるから1000ページ近くになってしまう。
「これでは、とても売れない」と出版社は翻訳をあきらめる。
ビジネスチャンスをつかむはじめの一歩
「金魚鉢の外には、素晴らしい海がある」のを知る事。
そして、その世界に漕ぎ出す、楽しさを感じとることである。
億万長者が成功するために重視するのは、時代の流れを読み、準備しておくこと
投資に対して、年収1000万円以下の人が1ヶ月いないでリターンを求めることが多いのに対して、
億万長者は1年〜5年、あるいは10年の長期的視野で運用することが多い。
仕事に対しても5年〜10年後の時代の流れを読み、それに必要なスキルであれば、
収入を落としてでも時間をかけて学ぶ。
「学びて富み、富て学び」
福沢諭吉の言葉。
英語学習において捨て去るもの
- 日常会話を捨てる
- 専門外のトピックを捨てる
- 単語力を増やすことを捨てる
- 文法的に正しく話すことを捨てる
- ペラペラしゃべることを捨てる
- きれいな発音を捨てる
自分の専門分野に関連する、60分テープ3本分の英語を頭の中に入れる。
アウトプットを良質の英語にするためには、インプットを良質の英語にするのがもっとも効率がいい。
自分の好きな分野に絞って、英語で情報をインプットしていけば、
当然、アウトプットも英語的発想になってくる。
深いコミュニケーションとは、相手と話していると、話しながら自分について気づいていくプロセスだ。
"積極的に聞く"ことが大切。これを"Active Listening"という。
言葉は感情を伝えるもの
ソニーの故稲田昭夫氏がアメリカで行ったスピーチは日本語アクセント出しまくりだった。
にもかかわらず、聴衆はスタンディングオベーションである。
英語のトーンを身に付ける方法
「大きな声でしゃべる」ということ。
声のトーンをオクターブ落とすこと。
「英語を使えるようになるではない。英語を使えると知れ。」
映画「マトリックス」でのセリフ
「速く動こうとするのではない。速く動けると知れ。」
新しい現実は、決心しなければ、訪れることはない
しかしいったん決心して、小さな一歩を踏み出したとたん、新しい現実は、ほどなく向こう側から近づいてくる。
SMARTの原則
"Specific"「具体的である」
"Measurable"「計測できる」
"Agreed upon"「同意している」
"Realistic"「現実的である」
"Timely"「期日が明確」
英語ができないことで、あなたはどんなメリットを得ているでしょう?
英語ができないメリットは心の深い底に眠っている。
それに気づく事で、サイドブレーキは解除される。
名前だけでも「ガイジン気どり」になってしまおう
自分に英語名をつけて、セルフイメージを英語ペラペラ人間に変えるのだ。
2度〜3度、打ち砕かれる体験が起こる
第一関門として、足を引っ張る人が現れる。これは、英語力が伸びる前兆である。
価値あるスキルは、簡単にできるようになる前に、困難な時期が必ずあるのだ。
困難は、永遠には続かない。いずれ終わりが来るんだ。
あなたは、いままでも、その難しさを乗り切ってきた。
自分の力を信じよう。
日々の努力は、ヒーローになるための旅に他ならない。
行く手には、障害やしれんが待ち受けている。さまざまな誘惑もあるだろう。
だが、それらはヒーローになるための通過儀礼にすぎない。
その先には、すでに「英語の達人」である自分が、待っている。
願望実現のための3ステップ
- 目的地はどこ?
未来に得たい結果を明確にイメージすれば、潜在意識は24時間365日働き続け、あなたを成功させる。
- サイドブレーキは外したか?
多くの人は、自分に制限を課したまま走り出そうとしている。
ストップをかけているものに気づけ!
- 右ハンドルvs左ハンドル?
現在のセルフイメージが未来のイメージにあっていなければ、習得は非常に難しくなる。