ピーター・リンチの株の教科書
9冊目
[★★★★☆]
- 作者: ピーター・リンチ,ジョン・ロスチャイルド
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2006/10/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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<感想>
株とはどういうものなのかをアメリカの経済史を例に教えてくれる本。
まさに「株の教科書」にふさわしいと思う。
株式は社会に必要なものだということが納得できる。
アメリカの巨大な会社がどのように作られたかも学ぶ事ができ、面白かった。
<まとめ>
投資家のなかに株で損をし続ける者がいるとすれば、それは株式の罪ではありません
株式一般は時とともに価値を上げます。
損をし続けるというのはその99%が、しっかりしたプランに基づいた投資活動をしていないことが原因です。
高値で買っている株を、いつかはやってくる株価の暴落時に、辛抱し切れなかったり、
パニックに陥ったりして安値で売ってしまうからです。
"時がお金をつくる"
時間とお金を働かせて、じっと成果を待つ。
成果をものにするためには、良くても悪くても株式に忠誠を誓わなくてはなりません
これは"結婚"です。あなたとあなたのお金と投資との結婚なのです。
選んだその株を持ち続ける忍耐力と勇気がなければ、たとえ成功しても、
単に賭けに強い平凡な投資家になってしまうでしょう。
投資家の良し悪しを分けるのは、頭のよさではなくて、投資哲学、習性であることがおおいのです。
自分で進んでやりたいことを探し出して、それにすべてを注ぐ、お金はそれについてくる
ついには、プールの傍らで、ドリンクを片手に余生をくらすことができる身分になるでしょう。
しかし、たぶんあなたはそうしないと思います。
オフィスでの仕事が、引退するにはあまりにも面白くなっているだろうからです。
石油王 J・ポール・ゲティの言葉
「世界に冠たろうとすれば、早起きして、身を粉にして働き、石油を掘り当てろ」
ウォーレン・バフェットとピーター・リンチの共通点
「買うのは企業、株ではない」という信念。
(目先の経済情勢や市場の動きにはほとんど関心を寄せない。)
「市場から与えられた富は社会に返す」という明確な人生哲学。