夢をかなえる勉強法

31冊目
[★★★★☆]

夢をかなえる勉強法

夢をかなえる勉強法

<感想>

勉強に対するモチベーションを上げてくれる本。
いわゆる「勉強法」のことも細かく書かれており為になるものばかりだが、それ以上にすばらしいのは著者が勉強を後押ししてくれる言葉である。
著者がカリスマ塾長と呼ばれるのもうなずける。
体育会系ではなく、優しい言葉で諭してくれるので心にすっと入ってくる。
夢に向かって勉強を続けよう!

<まとめ>

限界だと思ってからが挑戦である、とセナは語っている。

この最後のしぶとさは、人生を生きる上で非常に重要である。
勉強はその「根っこの忍耐力」をつけるためのトレーニングんある。

人はもっと謙虚にならなければならない。

謙虚であれば必ず何かが吸収できる。
とくに未熟なうちは、その謙虚さが大切なのだ。

どんな言葉でも100万回繰り返していれば、事実になる。

私は自分にひたすら「やればできる」と言い続けた。

部分的な自分の弱点を全体視しない

勉強していてある部分ができなかったとしても、その科目すべてが苦手なわけではない。
彼女に振られただけなのに自分は人間として存在価値がない、と思い込むことはないのと同じ理屈である。

一時的な失敗を永続化しない

一回失敗しても、次は成功する可能性がある。
彼女に振られたとしても、もう自分は恋愛ができないとか、自分を好きになってくれる人はもう二度と現れない、と思うことはない。

スランプというのは、自分の周囲に世界の広がりが意識できない状態を言う。

そんなとき、物理的に空間を広げてやると、自分の位置を客観視できるきっかけになる。

ささいなことでも全力を尽くそう

トランペットだろうと自転車乗りコンテストだろうと何だろうと、何か一つでもうまくいけば、「成功体験」となって自信がつく。
自信が勉強へのエネルギーとなるのだ。

本質を一言で言えないのは、わかっていない証拠である

わかっていないから、くどくどと説明してしまう。
物事の本質はとてもシンプルなのだ。
本を読むときも段落ごとに「要するに何なんだ」と自分でまとめながら読んでみる。

自分の人生の目標は何か?それはなぜか?そのために何をしているのか?

その答えを探すために、私たちは勉強をしているのである。

夢や理想は頭の中で考えているだけでは実現しない

紙に書いたり、壁に貼ったり、人に話したり、宣言したりして、外に出していかなければならない。
顕在化させていくことで、より実現に向けて近づくのである。



最悪な経験もけっして無駄にはならない。
人生に無駄なことは起きない。
すべてはその人の生きる糧になっているのだ。