仕事はかけ算
25冊目
[★★☆☆☆]
- 作者: 鮒谷周史
- 出版社/メーカー: かんき出版
- 発売日: 2006/06/07
- メディア: 単行本
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<感想>
仕事に関して著者が取り組んできたことを「ルール」として挙げている本。
著者が仕事をしていく上で学んできたことがわかりやすく書かれており、どうしてそういう過程(考え)に至ったのかもわかる。
自分を成長させる上でどういうことを気にしたらよいか参考になった。
<まとめ>
ほんの小さな歩みでも「成長率と継続年数の複利公式」で、1年後には44%も自分の能力が高まっている。
毎日、0.1%進化していくことで、結果としてなんと44%も自分の能力が高まっているという計算になります。
すべての学習は前倒し
学びの機会(セミナー、会食、読書など)があれば、すでに入っている予定を調整してでも、前倒しして参加してみる。
毎日の仕事の効率性を洗い出して、生産性の低い8割の仕事にかける時間を極力減らす
仕事に取り掛かる前に、「これは上位2割の仕事なのか?それとも下位8割の仕事なのか?」と自問自答する習慣を身に着けるべきです。
「すぐやる共和国の大統領」、「すぐやる株式会社の社長」、「すぐやる王国の国王」など、好きなネーミングを自称してスピーディに動く
どうもフットワークが重いという人は、さっそく今日から「すぐやる共和国の大統領」を名乗ってみてはいかかでしょう。
つぶやいているうちに、きっとやるべきことをすぐやれるひとになっているはずです。
「日本には富士山しか存在しない」という錯覚を利用して、何でもいいからナンバーワンを獲得する。
「お客様は一番しか覚えてくれないものです。」
一番以外は存在しないのと同じなのです。
ワンランク上の環境に身を置くことで、自分でも気がつかなかった「快適ゾーン」を上昇させる
快適ゾーンの上にある壁を突破するためには、自分よりもワンランク上の環境に身を置いて、少しずつ慣れていくしかありません。
ただ、自分が成長できるような環境、自分の殻を破ってくれるような環境、他の誰でもなく自分で用意しなくてはいけません。
誰かが提供してくれるのを待っていたら、「快適ゾーン」の壁はますます硬くなり、打ち破るのが困難になっていくでしょう。
目標とする年収から、自分の目標時間単価を導いてください。
そして、自分の持てる力をその金額を稼ぐのに必要な仕事に集中させる
稼ぎたいお金は、年収ではなく、時間あたりの単価で考えて見ればいいのです。
目標とする年収から、自分の目標単価を導いてください。そして、自分のもてる力を、その金額を稼ぐのに必要な仕事に集中させる。
「ありがとう」は本当にありがたい言葉。心の中でつぶやくだけで、マイナスの世界がプラスに変わる
【将来においてビジネスパーソンビジネスパーソンと大活躍している自分の姿】を想像し、「この苦しみが自分をビジネスパーソンとして最高の高みに導いてくれる」
とつぶやき続けることで、その苦しみは喜びへ、不安は期待へと変わっていくのです。
「できる/できない」と自問自答してはいけない。「できる」という確信を言葉にすることで脳の働きは飛躍的に向上する
「どんな方法ならできるのだろうか?」というように、いきなり方法を模索するところから出発すればいいのです。
将来に対する不安を軽減するためには、簡単に減らない資産である教育に自己投資して、「稼ぐ力」を身につけるのが一番です
稼いだお金はすべて貯蓄、運用するのではなく、その一部を自分への教育、自己投資にまわす。
まずは、やることではなく、やらないことを決めなくてはいけません。
一番になるには、最初にやらないことを決めて、テリトリーを絞り、そこに持てる力のすべてを叩き込む。そうすれば、誰でも一番になれるものです。