頭がいい人、悪い人の仕事術

22冊目
[★★★☆☆]

頭がいい人、悪い人の仕事術

頭がいい人、悪い人の仕事術

<感想>

仕事に対する間違った"常識"を訂正してくれる本。
従来の"常識"を疑って仕事をせよと言う考えは素晴らしいが、内容が一般的過ぎて、私にとって新たに得られたアイデアは少なかった。
最近読んだスピードハックスとどうしても比較してしまうが、これはどちらかというと新人向けなのかもしれない。
仕事のやり方全般についてまとまっているので、初心に帰るべきときに読むとよいだろう。

<まとめ>

自分がもっとも必要とされているアウトプットを明確にしよう。

自分は仕事の結果、何をアウトプットすることを期待されているのだろうか。
必要とされていうアウトプットとは、具体的かつ的確で、紙の上にはっきりと定義できる一定の仕事の量や質を指している。

今からやろうとしていることは、自分のやることすべての80%の価値につながる上位20%の活動だろうか?

行動する前に考える時間をとり、自分や会社に最高の利益をもたらす20%の課題や活動に意識を集中させるのだ。

人生の目標達成のカギとなるのは、未来を見つめる時間を持つことだ。

理想的な未来を心に思い描き、それを実現するため、今日から取り組むステップについて考える。
過去より未来に、問題よりチャンスに目を向けよう。
解決策や自分に出来る具体的な行動について考えるのだ。

自信を持ちたければ、自信たっぷりにふるまえばよい。

望んでいる事を、すでに今実現しているかのように感じられれば、その行動が、まだ存在しない実感を生み出すのである。
「生産性の高い人間というのはこんな風に座っているものだろうか?」

人生の目標を定め、重要な決断をくだすとき、どのくらいの期間を考慮しているだろうか

月曜の朝が待ち遠しく、金曜の夜には仕事を離れるのがつらいだろうか。
成功した人々のこの質問への答えは「イエス」である。
成功できない人々の答えは、必ず「ノー」である。

どんな過去をすごしてきたとしても、人の未来には限界がない。

もし、ほんとうにやりたいことがあって、その準備に年月がかかるのなら、今、この瞬間に行動を開始するのがいちばんだ。
いずれにしても時間は過ぎているのだから。

自分にとってもっとも大事な人たちといっしょにもっとたくさんの時間を過ごそう。

自分の人生を自分でコントロールできていると思うとき、自分の価値観や目標が人生と一致していると感じるときに、心は安らぎを覚えるものだ。



どんな行動も、自分の人生を改善する目的を果たさなければならない。
人生の最大目標は、自分が幸福になり、人間として自分の能力を発揮することだ。
生きている限りずっと、自己管理を心がけなくてはならない。