仕事が嫌になった人へ
18冊目
[★★★★☆]
- 作者: 岩元貴久
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2006/06/22
- メディア: 単行本
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<感想>
仕事が嫌になったときにどう考えればいいかを教えてくれる本。
「天職とは、夢中になってやってきた結果、振り返ってみたらこれが天職だったと気づくもの」という考え方が非常に気に入った。
天職を捜し求めて転職を繰り返す人もいるが、本当の天職とは後から振り返ったときにしか分からないものだと思う。
今の仕事が天職である、そう考えて仕事をすればもっと真剣に仕事に取り組めるのではないか。
そして、それが人を幸せにすることに繋がっていることが分かれば仕事がもっと楽しくなるはずだ。
<まとめ>
仕事について真剣に考える機会を持つこと自体が、人生にとってすばらしいことなんだよ
なぜなら、仕事について考える事は、その人が人生をよりよい方向へと前進させようとしている、まさにその直前の行為だからです。
そして、それは、その人に成長する機会が訪れた事を意味します。
人がやる気を持って働くとしたら、それは自分の働く目標と目的が、会社の目的と一致しているときだと思います。
この場合、「働くこと」=「自分の幸せを実現するための行為」になっているのです。
自分が嬉しいと思う事を仕事にする
仕事をすることで他人が喜んでくれます。このとき、提供した側はその報酬を受け取る事ができます。
そのとき、提供した側は嬉しいという喜びを感じるのです。
幸せになることとは、今やらなければならないことを好きになる事です
好きになるには、今やらなければならないことの意義を知る事です。
意義を知ったならば、それを達成した後に喜びを感じる事でしょう。
嬉しくなる事でしょう。
天職とは、夢中になってやってきた結果、振り返ってみたらこれが天職だったと気づくもの
「Three should grow where it is planted.(木は、根をはったところで育つもの)」
マザーテレサ
「人のために役立ちたいと願う限り、あなたは生きていくことができる」
エドガー・ケーシーの言葉。
あなたはどうして働くのですか?
年間1000万円では、さすがに自分の人生を売ろうとは誰も思わないでしょう。
それが500万円ならなおさらです。
人は、決して他人から奪われることのない「自由」を誰もが持っています
その自由とは、態度を選択できる権利です。
上司から、不本意なタスクを指示されたとしても、それに対してどのような態度で仕事にのぞむかは、あなたの自由です。
主体的な選択とは、「自分にとってベストなことは何か」を意識した判断を下すことです
働きたい会社、魅力的な仕事・・・、これらはいずれも他人が用意した選択肢です。
主体的ではなく従属的な選択をすると、他人の意見に従う=自分で決められない不自由な状況に陥るのです。
期待とはことなる結果が生じたとき、「どうすれば、自分の望むゴールに近づく事ができるだろうか?」と考える
否定的な考えを生むのは「どうして・・・?」
これに対して、肯定的な考えを生むのは「どうすれば・・・?」と問いかけることなんです。
その本来の能力を短時間で開花させる方法は、自分が望むレベルに達している人と接することです
あなたの夢である目標をすでに実現している人たちがいると思います。
その人たちの書籍を読み、雑誌の切抜きをし、その人の会社を訪れ、その人が講演をするなら、その会場に出向いて、その人に挨拶して知り合いになってみてください。
人は変わることができません。変わる必要もありません。
変わるということは、自分を否定することを意味します。
ダイエットに成功する人に共通していること、それは、決して自己否定からはじめていない点です。
彼らに共通しているのは、自分を磨こうとする考えなのです。
今のままの自分も好き、でも痩せたらもっと素敵になれると思う。
そうやってダイエットに取り組んでいるのです。
You may say I'm a dreamer,
But I'm not the only one,
I hope some day you'll join us,
And the world will live as one.
Written by John Lennon(ジョン・レノン「イマジン」より抜粋)